Antonio Lopez drawings and photographs

ファッション界メディアは写真が主流の1960年代、写真に挑むように活躍したイラストレーター「アントニオ・ロペス」の展覧会が、ディエチコルソコモに隣接するソッツァーニ財団のイヴェントスペースで開催されている。
最も刺激的なイラストレーターとして崇められており、鉛筆、ペンとインク、木炭、水彩、ポロフィルムと様々な手法を使用、「ヴォーグ」「ハーパース・バザール」「エル」などで採用された。
当初、アメリカで活動していたが、当時のアメリカのファッション界は保守的で、1969年にパリのカール・ラガーフェルドのアパートに引っ越したことから親友となり、様々なファッション界の重要人物と交流を重ね、その様子は写真やドキュメンタリーフィルムからもうかがい知れる。
自由と多様性を求め、人種差別など関係なく未来を予感させるような彼の生き様は、今のファッション界と深く共鳴するようだ。
展覧会は4月13日まで開催されている。

Sustainable Thinking by Salvatore Ferragamo

AW2020-21メンズミラノファッションウィーク中、ファッション展をオーガナイズする「ホワイト」が、サスティナビリティをテーマした展示会を開催した。
初回となるこの展示会にフィレンツェにあるフェラガモ博物館が協力、“サルバトーレ・フェラガモが考えるサスティナビリティ”と題し、彼のコレクションやフェラガモ社に関わる人々のインタビューなどが紹介された。
靴作りをスタートした30年代から、フェラガモ氏はデザインだけでなく豊富な素材のアイデアを考案しており、特に第二次世界大戦中に革の不足をキャンディの包装紙やコルクなどに代替えしたのは有名な話で、素材を再利用するアイデアは、すでにサスティナビリティに沿っていたとも言える。
巷では“サスティナビリティ”という言葉が独り歩きしている感もあり、フェラガモ氏のアーカイブを改めて参考にしてみるのも良いかもしれない。